親の年金が少ないとき子どもは仕送りすべきか

親の年金が少ないとき、子どもは仕送りすべきでしょうか。

かつては親を養うのは子どもの役目でした。

しかし、現在は、親を養っている子どもは減っています。

ですから、老後資金は親自身が年金や貯金で準備すべきともいえます。

しかし、老後資金が不足する親がいるのも現実です。親の年金が少ないとき、子どもは仕送りをすべきなのでしょうか。

はぴ
親に仕送りしてもいい場合としない方がいい場合について考えてみましょう。

年金が少ない親へ仕送りしている子どもの割合

では、どのくらいの割合の子どもが親へ仕送りしているのでしょうか。

なかなか友人にもきけないですよね。

そこで統計情報をお伝えします。

少し古い統計情報になりますが、「平成22年度高齢者の現状及び今後の動向分析についての調査報告書(内閣府)」によると、約1.4パーセントの子どもが親へ仕送りをしています。

意外と少ない印象です。

年金が少ない親への仕送り金額

では、子どもが親へ仕送りしている金額はいくらくらいなのでしょうか。

これもなかなか友人たちにはききにくいですよね。

そこでさきほどの統計情報からお伝えします。

「平成22年度高齢者の現状及び今後の動向分析についての調査報告書(内閣府)」によると、平均約6万4000円とのことです。

ではすべての子どもが年金の少ない親へ仕送りすべきでしょうか。

親の年金が少ないとき、子どもが仕送りしてもいい場合

親の年金が少ないことから、子どもが仕送りすることがあります。

このとき、子どもが親に仕送りしてもいい場合があります。

それは、ご想像通り、子どもの収入や資産が多い場合です。

子どもの収入や資産が多ければ、親へ仕送りしても、子どもの生活への影響は軽微だといえます。

ですから、子どもの収入や資産が多い場合には、親へ仕送りしてもいい場合といえます。

親の年金が少なくても、子どもが仕送りをすべきでない場合

親の年金が少なくても、子どもが仕送りすべきでない場合があります。

子どもの収入が子どもの生活費ギリギリの場合です。

無理に仕送りすると、子どもまで共倒れになります。

何とか仕送りして親の少ない年金収入にプラスしてきたとしても、突然のリストラや、子どもの病気で仕事ができなくなったり、子どもが定年退職を迎えて、収入が激減する場合があります。

そんな時は、子どもは親の年金が少ないからといって、仕送りをすべきではありません。

まずは、自身の生活を第一に考え、自分のできる範囲で、仕送りをしましょう。

年金が少ないとき、子どもは仕送りなどの扶養義務がある

たしかに、子どもは親に対して扶養義務があります。

しかし、年金が少ない親への扶養義務は、自分たちの生活を維持した上で、親の面倒をみるだけの余裕がある場合に発生するものです。

ですから、子ども自身の生活を維持するのがやっとで、年金の少ない親への仕送りをすると、生活を維持できないときには、扶養義務は発生しません。

年金が少なく、子どもが仕送りできないときはどうするか?

年金が少ない親の生活保護を申請する

親の年金が少ないので仕送りしたいが、子どもの収入では子ども自身が生活するのがやっとで、仕送りすると共倒れになることが分かっているとき、どのような方法があるのでしょうか。

親の年金が少ないが、子どもが仕送りできない場合、子どもは思い詰める前に、親の生活保護の申請をしましょう。

生活保護とは、生活困窮者に対して、その困窮状況により、必要な保護をして、健康で文化的な最低限度の生活を保障するものです。

憲法25条で規定されています。

生活保護の申請先

生活保護の申請先は、親の暮らす地方公共団体の福祉事務所です。

年金の少ない親自身か、家族が申請します。

生活保護の申請が通った後

年金が少ない親の生活保護の申請が通ると、子どものところに、親への金銭的援助ができないか、問合せがきます。

親の面倒を見るだけの経済的余裕がない場合には、きちんと事情を説明しましょう。

自分たちの生活を犠牲にしてまで、親の経済的支援をすることは現在では求められていません。

生活保護で保障されるもの

まず、生活保護で保障されるのは、月々の生活費です。

つぎに、医療費です。

福祉事務所に相談すれば、「医療券」が発行され、医療費が免除されます。

そして、介護費用も扶助対象です。

介護の自己負担分を扶助してくれます。

年金が少ないとき、子どもは仕送りするべきか?まとめ

①親の年金が少ないとき、子どもに経済的余裕があるときは仕送りしても問題ありません。

②親の年金が少ないとき、子ども自身の生活に余裕がないときには、仕送りすべきではありません。

③親の年金が少ないとき、仕送りできない子どもは、親の生活保護の申請をしましょう。

現在でも、親を養うのは子どもの役割だという高齢者はいます。

しかし、現在は、老後資金の準備は親自身がするものという認識が高まっています。

親は年金や預貯金などで、老後準備をするべきです。

もし、親の年金が少なく、預貯金もほとんどないという場合で、子ども自身が経済的に余裕がある場合には、親へ仕送りしても問題ないでしょう。

しかし、もし、子どもが親へ仕送りすることによって、子ども自身の生活を維持できない場合には、無理してまで親へ仕送りすべきではありません。

親と子どもが共倒れしてしまいます。

そこで、子どもは子ども自身の生活を維持した上で、年金が少ない親については、生活保護の申請をしましょう。

一番大切なことは、子ども自身の生活を維持することです。

子どもは自分を犠牲にしてまで、親を扶養する必要はないのですから。

年金が少ない親へ仕送りするかどうかは、子ども自身の状況から判断する必要があります。

もし、仕送りを検討しているのであれば、きちんと自分自身の経済状況から可能かどうか判断するようにしましょう。

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